猫好きにはたまらない各地の「猫島」の特徴

四国の猫島

 

 

「猫島」というのは、特定のある島を指しているわけではなく、猫が島全体に非常に多くて、人口に匹敵する、いや超えるほどの猫が多い島を指しています。猫好きの人達が猫島と呼ぶようになったようです。

 

その多くは島で猫が大漁の象徴のようになって大切にされており、その結果たくさんの猫がいるようになったと言われています。そんな猫島が日本各地に点在しているのです。

 

最初は四国エリアです。香川県の伊吹島(いぶきじま)は、瀬戸内海に浮かんでいる小さな離島です。ここはいりこで有名なのですが、それとともに猫島としても有名で島の二本柱となっています。

 

ここのいりこは日本一とも謳われる程のいりこ産地です。もちろん島中は猫だらけ、猫の好物のいりこは豊富で、ねずみ退治にも役立っているようです。天敵はいませんし、島の人にかわいがられ、猫にとっては快適な環境でしょう。

 

香川県の佐柳島(さなぎしま)も瀬戸内海に浮かぶ島で、塩飽諸島の一つです。人口わずか150人程度、周囲6.6kmの島で、長崎集落の埋め墓は県の有形民俗文化財に指定されています。もちろん猫島ですから猫がたくさんいます。大変のどかな場所です。

 

同じく香川県の高見島(たかみしま)も塩飽七島のひとつで瀬戸内海のほぼ中央にあります。ここはイカナゴ漁の盛んな場所で、フグなどの養殖も行っています。島民と仲良しの猫がいっぱいで、猫同士がじゃれ合うのどかな光景が楽しめます。

 

他にも香川県の男木島(おぎじま)、愛媛県の野忽那島(のぐつなじま)などが猫島と呼ばれています。